父の死。そしてえみに過去を打ち明ける
そんなある日。気が気ではない毎日が続いてました。 毎日神社にお参りに行っては仕事に行く毎日。
帰っても父はいません。
仕事中に母から電話が来ました。その時にもう嫌な予感がしました。
「お父さんが死んだ」
頭が真っ白になりました。来るべき時がきてしまった。 祈りは通じなかった。 そんなもんです。無慈悲なんですよね。神様は。
すぐにリーダーに伝えました。
「父が亡くなりました。すぐに帰らせてください」 リーダーは。
「僕たちに任せてすぐに帰ってください」
3日間の有給をもらいました。 帰ったら親父は白い布で顔を包まれていました。 まだ生きてるんじゃないかなって疑うぐらいに。
母に言われた気がします。 「顔を見てあげて」
この時点で、あ、もう親父って死んだんだな... そう思いました。
それから記憶曖昧。えみもきて。 なんやかんやでお通夜やら済ませて。
埼玉に帰る前にえみに打ち明けました。 「俺って実は刑務所入ってたことあるんだ。ドラッグとかやってたこともある」
えみは言いました。 「そんなこと関係ない。昔のことじゃん。あたし知ってるもん。Junちゃん優しいもん。関係ないもん」
え?この子やっぱり天使か何か?
この時に僕はこの子と結婚することを決めました。
続く