姉の救いと死
それから、その友人と二人でひたすらに薬物をキメる1ヶ月でした。 ネタ食ってはセックスして。
そんな毎日を続けていて、その子はついに狂いました。 目の前でバッサバッサ手首を切り出したのです。
「やめろ!アホか!」 無題でした。救急車を呼んで搬送されました。 その子は戻ってきませんでした。
当時薬ばかりやって仕事もしてなかった僕はマンスリーマンションの期限が迫ってきていました。 義理の姉とも呼べる人が助けてくれました。 「うちにおいで」
本当に嬉しかったです。
でも、僕はドラッグをやり続けていて、 ある日姉が興味を持ちました。「Junちゃん。私もやってみたい」
僕は二つ返事で「いいよ」と言いました。これが... これが本当に今でも僕が死にたくなるぐらいの出来事です。 これさえなかったら...
その後僕は神奈川のあるグループに誘われて詐欺の実行犯をしていました。 その時に姉のお母さんからある人づてに連絡がきました。
「死んだ。今すぐきてほしい」
真っ白になりました。 すぐに行きました。
クリスチャンの家庭だったので既に遺灰になっていて。 もう泣くとかそんな次元の話しじゃなくて...
どうしようもない。本当にどうしようもない...
そんな気持ちでした。今でも覚えています。
その後。僕は詐欺グループを逃げ出して長年縁を絶っていた親についに連絡しました。 「Junです。実家に帰らせてください」